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KATO 10-1143/1144 営団地下鉄千代田線 6000系

 半世紀以上前に颯爽と登場したアルミ合金車。「21世紀の電車」というキャッチフレーズも眩しかったが、色々と幼少の私に強い印象を残した車両です。地下を走る6000系は巨大断面の貫通路によって曲線区間でもだいぶ先の車内まで見通す事が出来た。そして様々な機械臭を含んだ大風が吹くのだから何とも愉快だったし、都内の駅で降りてホームで見送ると凄い加速でジョイント音を速めていくのが圧巻。剛体架線で低く折り畳まれた2パンの集電舟が残す音。完全に見えなくなるまで音が聞こえなくなるまでホームから離れることが出来ませんでした。

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気になる意匠が各所丁寧に再現され登場10年後の仕様がちょうどいい。

 先頭部は納得の仕上がり。縦方向に大きい窓の乗務員扉が不思議。S型ミンデン式台車のブレーキロッドもしっかり表現。側面の構成は開口部の少なさも相まってやや閉鎖感があるのが面白い。当時このサイドのデザインに他の車両(良く利用していた小田急通勤車)とは違う力強さと新しさを感じていた。経年に強い車両で今でもインドネシアで活躍中なのは嬉しい。4次車以降のバリエーションも出してくださいと言っておこう。

よかったら走行シーン御覧下さい。

 今回思いがけず今のNゲージの精緻複雑さを知ることになった。とにかくパーツの精度が素晴らしくて30年前とは雲泥の差。プラスチックの高騰もありこの内部構造で現状の価格は安いと思う。昔の車両は部品の組みに大分遊びがあって、分解しても簡単にサクサク組み立てができたが、今回先頭車の蓋かぶせは難儀した。滑らすようにねじ込むとかマジですか。精緻にも程があります。KATOさんありがとう。TOMIXもだな。

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