西武101系への思い
黄電、好きですね。レモンイエローはビビッドで、とても映える色だと思います。特に明かりが強いほど車体の色が際立ちますから。
それに加えて、オーソドックスな抵抗制御車ならではの音にも魅力を感じます。発車時の力行、加速、減速――聞き慣れた、あの一連の音しか発しないところがいいんですよね。今となっては、それ自体がひとつの時代の音になっているように思います。


3扉の整然とした窓配置に、ステンレスの扉。この初期形は、丸形通風機と電動車の屋上機器とのコントラストも味わい深く、2パンタのバランスも実に端正です。こうした細部がまとまって、いかにも「西武の通勤車」という雰囲気を醸し出しているところに惹かれます。


沿線に住んでいた経験も大きいのでしょうが、私にとって、いわゆる“推し”の世代は2000系あたりまでになります。もちろん、その後の無塗装車両の導入については、保守や合理化の面から仕方のないことだったのでしょう。ただ、模型の世界では、ぜひともこうしたビビッドなカラーの車両をもっとたくさん製品化してほしいと思っています。

この世代の西武車両には、基本塗色であるレモンイエローとステンレスの組み合わせならではの妙味があります。さらに、社票や車体表記までもが、レモンイエローによって車体全体のデザイン要素として見えてくるように感じます。それが意図されたものなのか、あるいは偶然の産物なのかは分かりません。しかし、結果として非常に完成度の高い意匠になっていると思います。

だからこそ、「もう黄色い西武車はやめてくれ」という人もいるとは思いますが、私は101系を、仕様を変えながらでもいいので、永遠に新作として発表し続けてほしいと切望します。
101系は一度製品化して終わり、という車両ではありません。初期形や更新後など、時代ごとの仕様や屋上機器、パンタグラフなどの違いを追っていけば、まだまだ掘り下げる余地があります。実車の変遷を模型で追えるのも、この形式の大きな魅力でしょう。

私が101系に求めているのは、単なる「昔の黄色い電車の模型」ではありません。車体色、ステンレスの扉、屋上機器、窓配置、走行音、そして沿線の風景まで含めた、あの時代の西武線そのものを手元に蘇らせてくれる存在なのです。
だから、仕様違いでも構いません。101系を何度でも出してほしい。時代ごとの姿を少しずつ掘り下げながら、いつまでも新作として追い続けてほしい――それが、私の切なる願いです。


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